金管楽器の「内管みがき」とは
内管 = うちくだ
内管みがきは、スライド部分や抜き差し管の接触する部分を磨いてクリーニングをします。(汚れやサビなどの除去)
金管楽器のトランペット、トロンボーン、ホルン、ユーフォニアム、チューバ、コルネットなどは、抜き差し管があります。(スライド部分も含む)
長期メンテナンスされていない金管楽器は「抜き差し管の固着」「抜き差し管が抜けない・動かない」「異常に固すぎる」ことも多いです。
主に「グリス(オイル成分)が変質して固まってしまう」「保管状態で抜き差し管にサビが発生してしまった」などが原因になります。(もちろん変形も要因になります)
抜き差し管が固着している場合は、固着の解除作業のあとに「抜き差し管の内管みがき」を行うことで、快適なコンディションに向けて回復させます。
抜き差し管の内管みがき(参考)
画像はホルンの抜き差し管ですが、内管みがきをする前は汚れなどがあります。
抜き差し管の内管みがきを実施すると、一旦リセットされます。
抜き差し管は金属部分が接触するので、適量のグリスでスムーズな動きに調節・調整をします。
金管楽器の内管みがきは、楽器の種類・状態・場所・数量で作業の労力は異なりますので、料金は変動があります。
抜き差し管の動きに異常を感じたときは?
金管楽器で、スライドや抜き差し管が抜けない・固いなどが生じている際に、無理な力で引き抜こうとすると変形につながることも良くある事例です。
スライドや抜き差し管は、形状や大きさが様々なので、道具・工具・技術・知識も必要になります。
異常を感じたときは、二次被害を避けるため、そのままの状態で最寄りのお店に持ち込みで相談・診断をすることがベストな選択になります。